脳はストレスを感じると、脳内でドーパミンを放出します。そのせいで興奮状態となり、不眠など様々な症状を引き起こすことがあります。健康を保つのに質の高い睡眠は欠かせませんし、これらが重篤な状態になると医師による治療が必要にもなります。

不眠や睡眠障害を防ぎ、質の高い睡眠をとるための手助けとして注目されているのがテアニンサプリです。テアニンは緑茶に含まれる成分で、脳をリラックスさせる効果があります。

テアニンの1日の摂取量目安は200mg

1日の摂取量は200mg相当が目安ですので、50mgのタブレットになっているサプリメントで摂取する場合は1日で4錠飲む計算になります。テアニンサプリはメーカー各社により一錠あたりの大きさが異なるため、摂取量の200mgを目安に個数を調整してください。またテアニンサプリを多く服用したとしても効果は変わらないため、適切な容量を守ることをお勧めします。

容量を守りつつサプリメントを利用するなら安全かつ効果的です。サプリメントにはそれぞれ1日あたりの服用上限が指示されていますので、その指示にしたがって服用するようにしてください。ところで服用時に心配になるのが副作用です。テアニンサプリにはどのような副作用があるのでしょうか。

テアニンに重篤な副作用はない。ただし過剰摂取やアレルギーには注意。

テアニンに関する研究は近年盛んに行われており、副作用に関する研究も行われていますが、独立行政法人農業食品産業技術総合研究機構の調査結果によると、テアニンに関する重篤な副作用の症状報告は今のところありません。安全性が高い物質であるという評価を受けています。

もちろんこれは適正量を摂取した場合の研究結果ですから、過剰な摂取は慎まなければいけません。それでも、人体に何らかの弊害が出るという心配が極めて少ないのがテアニンです。

どの食品についても言えることですが、アレルギーなどの副作用を引き起こす可能性があることをまずは予期しておく必要があります。実際にテアニンを服用した結果副作用のような症状を訴えるケースが稀に生じています。

これらのケースを参考にすると、自分に合ったサプリメントかどうかが分かるはずです。稀に生じる可能性があるものとして、テアニンの摂取による軟便があります。

他の症状として尿の排出が普段よりも悪くなるといった事例があります。尿路結石を患っている場合このような症状が出やすくなります。もしそのような症状が現れた場合には、一旦服用を中止するとよいでしょう。また尿路結石を患っている場合は服用を控えてください。

服用を中止しても状況が改善しない場合には医師または薬剤師に相談しましょう。その他にも頭痛などの症状が出たとの事例もあります。やはり体質によってどのような影響が生じるか分からないので、心配な場合は一旦服用を止める勇気も必要です。

薬との飲み合わせの注意点

ただ、薬との飲み合わせで副作用の症例報告がされているものがあり、それは降圧剤との併用です。テアニンは脳をリラックスさせる効果があるため、血圧を下げてくれる効果も持っています。臨床試験では降圧剤への影響は認められませんでしたが、高血圧症の治療の一環で降圧剤を服用している場合、併用を推奨していない商品もあります。

降圧剤を使用していても問題なくテアニンサプリは服用できるとされていますが、服用中に血圧の異常低下や降圧剤による症状への影響などがみられた場合はすぐに医師に相談しましょう。

ですので、高血圧の治療を受けていて降圧剤を処方されている場合、テアニンサプリやテアニンを多く含んだお茶などを常飲したいときはかかりつけの医師に前もって相談しておくことをお勧めします。

降圧剤との関係だけでなく、テアニンと他の医薬品との関係も調べてくれるので、高血圧以外にも治療を受けている場合は事前に相談しておくようにしましょう。

妊娠中や授乳中も一般的には控えたほうがよい

妊娠中や授乳中にテアニンを摂取する場合、調査データが存在しないため、どのような影響があるかについて現在定かなことは言えません。

テアニンはカフェインとは違う物質ですので、カフェインほど制限されているわけではありませんが、サプリなどでの摂取は控えた方が良いという意見が一般的とされています。

テアニンは副作用が少ない優れた物質。効率的な摂取ならサプリがおすすめ

それでも他の薬品などと比べると副作用の心配が極めて少ないのがテアニンですので、脳をリラックスさせ安眠できるようになるという意味では、テアニンは優れた物質だということが分かります。

「テアニンはお茶に含まれているのでお茶を飲めば安眠できるの」と思うかもしれませんが、お茶にはカフェインも含まれているためそれは避けた方が良いでしょう。カフェインには覚醒効果があるので、お茶を飲みすぎると返って眠れなくなってしまう可能性があります。

例えば、テアニンを最も多く含んでいるのが玉露と呼ばれる種類の茶葉ですが、玉露は緑茶の中でカフェインも最も多く含んでいます。玉露を飲んでテアニンが摂取できたとしても、カフェインによる覚醒効果も作用するため、テアニンの効果を強く実感することは難しいのです。このことを考えると、テアニンはお茶から摂取するよりもサプリメントから摂取したほうが効率が良いと言えます。

ちなみに、テアニンは摂取してから実際に効果が現れるまで30分から1時間程度の時間がかかります。30分後に効果が現れはじめ、徐々にその効果を発揮していきます。テアニンを服用してから1時間ほどすれば眠気を催し始めるので、自然な睡眠ができるようになります。飲んでもすぐに眠くならないからと言って、効果がないと決めつけず、ゆっくり経過を観察してみてください。